伊勢木綿の特徴とは?着心地や季節、お手入れ方法、コーディネートなどをチェック!

日本を代表する木綿織物のひとつ、伊勢木綿。
聞いたことはあるけれど、実際どんなものなのかわからない…。
そんな方のために、今回は伊勢木綿のキホンをご紹介します。

【目次】
・伊勢木綿とは
・伊勢木綿の季節や着ていけるシーンとは?
・伊勢木綿のお手入れ方法
・伊勢木綿のコーディネート
・伊勢木綿と相性抜群!「召しませ花」の帯

伊勢木綿とは

伊勢木綿は、江戸時代から作られている三重県の伝統工芸品。江戸時代から戦前にかけて盛んに作られていた織物で、日常着や伊勢神宮参拝客の土産物として親しまれていました。けれども、戦後は服装の洋風化や化学繊維の台頭などによって低迷の一途を辿り、現在伊勢木綿を生産している工場はたった一社となっています。

伊勢木綿は、”単糸”と呼ばれる繊維によりをかけた糸を使用。他の木綿製品と比べると糸の状態が綿に近いため、ふんわりと柔らかい肌触りで、シワになっても元に戻りやすいという特徴があります。

伊勢木綿の季節や着ていけるシーンとは?

伊勢木綿は盛夏以外の3シーズン着用可能。
吸湿性・保温性に優れているので、暖かい時季も寒い時季も快適に過ごすことができます。

また、伊勢木綿はカジュアル着物に分類されるので、式典やオフィシャルなパーティーなどフォーマルシーンは基本的に不可。友人との気軽なお出かけや美術館鑑賞など、普段着として楽しむのに最適です。

伊勢木綿のお手入れ方法

自宅でお手入れができるところも、伊勢木綿の魅力の一つ。
クリーニングに出さなくても、キレイに袖だたみにして洗濯ネットに入れて、おしゃれ着洗剤で洗うだけでOK。
シミや汚れが目立つ箇所がある場合は、予洗いをしておくと汚れが落ちやすくなります。

ただし、水通しされていないものだと縮む可能性があるのでご注意を!

お手持ちの伊勢木綿が仕立てる前に水通しされたものかどうか必ず確認してください。水通しされていないものだと大きく縮む可能性があります。(昔、10cmくらい縮んだ経験有り…)もし水通しされてない時はドライクリーニングをオススメします。

<教えて!たなえり先生>#31-伊勢木綿のお手入れ方法
出典:<教えて!たなえり先生>#31-伊勢木綿のお手入れ方法

洗い終わった後は、ハンガーにかけて乾かします。色褪せなどの原因になるため、必ず陰干しをしましょう。
完全に乾ききる前にアイロンをかけると、シワが目立ちにくくなります。

アイロン掛けが苦手な方やアイロンがない方は、乾いた後畳む時にしっかりと手アイロンをかけるとシワを最小限に抑えることができます。

<教えて!たなえり先生>#31-伊勢木綿のお手入れ方法

▼さらに詳しいお手入れ方法はこちら▼

伊勢木綿の上手なコーディネート方法とは?

大胆でモダンな色柄が多い伊勢木綿は、一見コーディネートが難しそうと感じることも。
けれどもいくつかポイントを押さえれば、とても簡単にコーディネートできてしまうんです。

ポイント①無地系の帯とあわせる

シンプルなデザインの帯は、大胆な柄の伊勢木綿とも相性抜群。初心者の方でも失敗なくコーディネートしやすいはず!

例えば、ロゴTシャツにチェックのスカートを合わせるように、柄は着物に任せて無地場の多い帯を合わせてみましょう。

《あさいやすえのコーデコラム》#30-柄を攻略!格子柄のコーディネートのお話し

ポイント②ベーシックカラーを味方につける

黒や白、グレーなどの無彩色やベージュ系のカラーは、どんな着物にもなじみやすいところが魅力。伊勢木綿においても、その強みを忌憚なく発揮してくれます。

無彩色の白黒グレー、ベージュなどのベーシックカラーはお洋服のコーディネートでもお助け定番カラーですね。チェックのシャツにホワイトボトムのように。少し素材感のあるベーシックカラーの帯を合わせれば元気な色のチェックも攻略できそうです。

《あさいやすえのコーデコラム》#30-柄を攻略!格子柄のコーディネートのお話し

▼まだまだある!さらに詳しい伊勢木綿のコーディネート方法はこちら▼

伊勢木綿と相性抜群!「召しませ花」の帯

伊勢木綿をより楽しみたい方にぜひおすすめしたいのが、「召しませ花」シリーズの帯です。

一見伊勢木綿の大胆な色柄とぶつかりそうな印象もありますが、実は相性抜群!
それもそのはず、この「召しませ花」シリーズは、“伊勢木綿に合う”をテーマに作られている帯なんです。

柄×柄や多色コーデは難易度高め。けれども、絶妙なニュアンスでそれをいとも簡単に叶えてしまう。

伊勢木綿のほか、レース刺繍着物やデニム着物、久留米絣などにも合わせられます。



気軽にオシャレ度高めなコーディネートを楽しむことができる伊勢木綿。
この機会にぜひ、あなたの着物ワードローブに加えてみてはいかがでしょうか?