<教えて!たなえり先生>#50-阿波しじらを徹底解説

こんにちは、多奈ゑりきもの教室のたなえりです。今日は今からの暑い季節にオススメの阿波しじらについてのお話です。

阿波しじらとは

阿波しじらは徳島県の阿波地方を中心に織られている綿織物で、たて糸とよこ糸の本数と組み合わせによる張力差により生み出されるシボ(凹凸)が特徴で、洋服のサッカー生地のようなの織物です。

昭和53年、天然の阿波藍料を使った「阿波正藍しじら織」が経済産業大臣指定の国の伝統工芸品となっています。

阿波しじらの特徴

前述のように表面に凹凸があることにより、汗ばむ時期でも肌に張り付くことなく、軽くて風通しもよいので、主に夏場の着物として人気があります。

伝統的な藍色系の縞・格子だけでなく、最近ではきれいな色のグラデーションや、染めで柄がデザインされているものなど色柄のバリエーションも増えつつあります。

その他の柄もキモノモダンのサイトでぜひチェックしてみてください!

キモノモダンセレクトの阿波しじら

着る季節やシーン、コーディネート

基本的には夏の着物としての扱いになりますが、透け感もあまりないので初夏(5月)から初秋(9月)くらいまで長く楽しむことができます。(暑がりさんであれば4月下旬〜10月上旬まででも)

また、気持ちの良い肌触りなので盛夏の時期は襦袢なしでゆかたとして着るのもおすすめ!暑い時期にはヘビロテ間違いなしの着物なのです。

私の唯一の阿波しじらがこちら。(9月に着物として着た時の写真)

日常的に着物を着始めた頃買ったものなのですが、その当時は手持ちの着物の数も少なかったので、とても登場回数の多かった一枚です。

他の木綿着物同様、半幅帯・兵児帯との相性は抜群ですが、細い縞など色や柄によっては名古屋帯でお太鼓や角出し結びなどで粋なコーディネートも楽しめます。

お手入れは?

阿波しじら独特のシボのおかげでしわもほとんど目立たないため、ノーアイロンはもちろん、干す時も軽くたてよこに軽く引くだけできれいに整います。

洗い方は木綿着物と同様、手洗いもしくは洗濯ネットに入れて手洗いモードでお洗濯してください。お手入れの詳細は過去のコラムを参考にされてくださいね。

まとめ

なかなか暑い時期に着ることができる木綿着物というのは数少ないのですが、阿波しじらは着心地はもちろん、比較的長い期間着ることができる優秀な着物です。着物としてはもちろんですが、浴衣としてもぜひ楽しんでください!

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