<教えて!たなえり先生>#13-おうちでゆかたを洗ってみよう!簡単ホームクリーニングのススメ

こんにちは、多奈ゑりきもの教室のたなえりです。まだまだ暑い日が続きますが、今日は私が普段やっているゆかた/木綿着物のホームクリーニングについてお話します。

ゆかたや木綿の着物はおうちでメンテナンスができるところも気軽で良いところ。しかし、お洋服のようにじゃぶじゃぶ洗ってしまうと、型くずれやしわが出てしまうので、お洗濯のコツをまとめました。

1. まずは予洗い

部分的な汚れ(衿や袖口の皮脂汚れ、食べこぼしや泥はねなど)は事前につまみ洗いしておきましょう。この際の洗剤は洗濯石けんなどで大丈夫です。

《ワンポイントアドバイス①》広衿の着物はしつけを!

広衿のゆかたや着物などは衿の中の布地が動かないように、布が重なっている部分や衿先などにざくざくと縫ってしつけをしておくと、お洗濯の際に布地が動くことなく型くずれを防いでくれます。

ひと手間かかりますが、動いてしまった布地はなかなか元に戻らないので、動きやすい生地がある場合は事前にしつけをしておくことをオススメします。

2. 畳んで洗濯ネットへ

予洗いやしつけが終わったゆかたは本畳みに畳んで洗濯ネットに入れます。今回は3種類の洗濯ネットをご紹介します。

◎100均でも買える洗濯ネット

本畳みしたゆかたをさらに三つ折りにすると100均でも買える洗濯ネットにぴったりと入ります。まとめ洗いする時はこのネットを使用してます。

◎スラックス用洗濯ネット

スラックス用の洗濯ネットもゆかたを洗うネットとしてオススメです。ネットの中に別にネットがついているので、ゆかたを挟んでくるくると巻くことによって、洗濯中に生地が動くのを防いでくれます。

◎たかはしきもの工房「せんたく姫」

着物のお洗濯用に開発された、たかはしきもの工房の「せんたく姫」もオススメです。

(KIMONO MODERNでもお取り扱い中です→ せんたく姫

3. いよいよ洗濯!洗剤はおしゃれ着洗い用を。

洗濯の際に使用する洗剤は、生地の傷みや色あせを防いでくれるおしゃれ着洗い用の洗剤がオススメです。洗濯機のコースもおしゃれ着洗いモードでやさしく洗ってください。

《ワンポイントアドバイス②》脱水は1分以内!

アイロンが苦手な方は脱水の時間と干す時のひと手間でアイロン掛けを回避できます。脱水は30秒〜1分くらいで、水が滴らないくらいのべちょべちょで干すことによって、生地の重みで下に引っ張られしわを減らすことができます。

干す時はきものハンガーを使用するのですが、裄が長い方は長尺のものを使用すると袖口まできれいに干せます。

また畳む時にしっかりと手アイロンをかけながら畳むことによって、しわは軽減しますのでぜひ試してみてください。(もちろん最後にアイロンをかけていただいてもいいですよ〜。)

着物のメンテナンスのコツなどのライブ配信を不定期で行なってます。ぜひインスタもチェックしてみてくださいね〜。(Instagramのアカウントはこちら → @tanaeri_kimono