《あさいやすえのコーデコラム#10》浴衣3ヶ月コーディネート

こんにちは、こゆき庵あさいやすえです。

KIMONO MODERNさんでも浴衣、夏着物セール中ですね!

お買い物の参考に今回は色、柄、素材でイメージを重ねつつ季節を考えた着回しコーディネートをご紹介です。

着用時期が長い浴衣選び、素材に注目

イメージを重ねる色、柄、素材とコラムが進みましたが、私はそんな色や柄、様々なポイントからアプローチして着回しのコーディネートを作るのが好きで得意なのです。(手持ちが少ないからなんだけどね)

今回の浴衣の3ヶ月コーディネート、まずは季節によっては襟をつけて夏着物風にも着こなせる着回ししやすい浴衣を考えてみましょう。

馴染みのある従来の木綿100% 綿コーマの浴衣。平織りの木綿の素材は潔く一枚でさらりと着るのが似合います。

綿麻と綿絽 麻のざらざらした風合いや、しぼのある素材が加わったり、透け感のある絽目がある浴衣などは襟をつけて着用もできそうです。

さあ、今回はベーシックカラーで柄も小さい綿麻素材の浴衣を使って着回しコーディネートです。

季節やTPOを考えて着回し 7月

7月の3コーデはこちら 

綿麻浴衣に名古屋帯。無彩色(白、黒、グレー)の帯は万能なものが多いです。夏の始まりなので白をチョイスして、美術館へ。お洋服でもベーシックカラーでまとめた時は小さい面積どこかに色を。ガラスの帯留めとレモンスカッシュのようなイエローの帯揚げで、すっきり初夏のコーディネート。

お友達と街のマルシェイベントへ。浴衣の色に近い色を集めてワンピースのようなコーディネート。お洋服のお友達と一緒でも浮かないイメージで。

カゴバックやストローハットは浴衣に似合います。

久々に友達と、浴衣の色に映える寒色のブルーを集めて涼やかさをプラス。こんな雰囲気で早く美味しい食事とお酒を楽しみたいですね。

最初のコーディネートは名古屋帯を合わせたので襟をつけて、襟を付けた時は足元も足袋を履くとバランスが取れます。

夏の足元、このお店には素足にサンダルで!このお出かけはストッキングにヒールかな‥と考えるのと似ています。

美術館はカランころん音のなる履物にはご注意くださいねっ、と最近教えてもらいました。

8月はサッパリ涼しく

8月の3コーデは素材を変化

帯の素材を涼やかな羅の名古屋帯に変えて、帯の中からしりとりした色で小物をまとめた可愛いコーディネート。ベーシックな浴衣があれば、とっておきの夏限定の帯を合わせやすくなりますよ。ベリーカラーで女子会かな。

夏祭りへ!直線を重ねてすっきりサッパリ。アイテムが少ないコーディネートは色でメリハリ感を出しましょう。

半幅帯を夏限定 透け感のある物に変えて。色数を抑えると大人っぽさが増します。いつも着物を着る時に持つ手ぬぐいもコーディネートと合うものを探して、小さいリンクは自分が楽しい❤︎

さらりとした浴衣姿、シンプルなコーディネートには大振りのアクセサリーもいいですよ。

少しでも涼やかに、キモノ小物も夏用を使ったり、少しでも重ねないように工夫ですね。冷感シートやスプレーも動員!

9月 暦的に浴衣の季節は終わっていますが‥

従来の着物の暦では浴衣の季節は7・8月ですが、今回のような素材感のあるものは、季節の変わり目の気温の高い時期にはもってこいの素材となります。普段着物、着用している人が快適なのが一番だと私は思っているので、20度超えたら単衣、浴衣も色合わせで秋に寄せていきましょう。

9月の3コーデは色に深みを。

無彩色 白い帯を黒にチェンジ、深い色味を加えるだけで、初夏の雰囲気が変わります。帯に合わせて、帯揚げ、帯じめ、帯留めも重さのある濃い色に変えていきましょう。

7月のコーディネートと似ていますが、こちらも色をこっくりと深いトーンに変化。深まる秋の紅葉の色。絣の柄とエスニックな帯。どちらも土地に根付いた温かみが似ているのでマッチします。

秋に向けて、素材を透け感のないものに変化させて。ばっちりの柄がなくても色で葡萄や柿、季節をイメージする色を加えてみましょう。

柄を帯揚げに持ってくるのも面白いですよ。

ベーシックな着物 綺麗な色の帯周りの小物 夏のコーディネートに可愛い足袋を!!

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絵葉書の千鳥ちゃん。なんともゆるい表情です(笑)暑さ厳しい夏を、ゆるゆる、涼しいお部屋でコーディネートで遊んで過ごしてみて下さいね。

夏バテ注意、皆さんご自愛ください!!それではまた。