<教えて!たなえり先生>#12-色柄たっぷりな着物に合わせる帯・半衿

こんにちは、多奈ゑりきもの教室のたなえりです。少し前に帯揚、帯締の色の選びかたについてお話しましたが、今回はボタニカル着物のように、色数の多い着物にコーデする帯や半衿のお話をしたいと思います。

着物と帯の色柄の組み合わせ

着物と帯の組み合わせはおそらく洋服以上に無限にあるのでは?と思ってます。洋服は小さい頃から着てきたので何となく組み合わせが分かったり、ファッション誌やお洋服屋さんも街中にたくさんあるので、それを参考にすることができますが、着物となるとなかなか見る機会も少ないため、どうしても難しいって思ってしまいます。

そんな着物のコーディネートですが、比較的やりやすいと言われているのが以下の2パターンです。(分かりやすいようにモノトーンのイラストを使用してます。)柄がしっかり入っている着物にはシンプルな帯(左)、シンプルな柄の着物には柄の入っている帯(右)です。

柄だけでなく色数でも同様に、色数の多い着物には単色もしくは単色に見える帯(左)、色数が少なめの着物には色数の多い帯(右)をコーディネートするとそれぞれを活かすことができます。この他、曲線と直線を組み合わせたりということも。

実際のコーディネートがこちら。私の場合、博多織の帯の割合が高いのですが、このような柄ものの着物に博多織は相性抜群です。

そしてどちらの場合も着物の中から選んだ色と同じ色(もしくは同系色の濃淡)をコーディネートしています。シンプルな柄の帯を使うことによってお互いが邪魔をせずに引き立て合うのかなと思います。

半衿のコーディネート

写真は少し前(2012〜2013年頃)の私自身のコーディネート。比較的色数の多い着物にこれまた柄のしっかり入っている半衿をコーディネートしています。半衿だけでなく小物類にもしっかり色を入れてますね。

半衿だけでなく、小物類にも色を入れるとポップで元気な印象になります。

柄衿でもなく白衿でもないもうひとつの選択肢

最近では色数の多い着物にはシンプルな帯や半衿をコーデすることが多くなってきました。特に半衿は単色だけど素材感のあるものを選ぶと、白衿とはまた違いきっちりすぎずカジュアル過ぎない上品なコーディネートに仕上がります。

今回のコーデで使用した半衿がこちら。どの色も使いやすくしかもプチプラ!私はガチで3枚大人買いしました。(笑)

【レースのお半衿】DRESSY コードレース(3色)

着物の着かたやコーディネートのコツなどのライブ配信を不定期で行なってます。ぜひインスタもチェックしてみてくださいね〜。(Instagramのアカウントはこちら → @tanaeri_kimono

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