《あさいやすえのコーデコラム》#50-機能と着こなしを広げる夏支度-爽sou
こんにちは、こゆき庵あさいやすえです。雨の時期がやってきましたね、、少し先の夏を楽しみにキモノの夏支度をしませんか?夏にぴったりの機能と着こなしを広げるアイテムの色選びやコーディネートのお話、今回のアイテムはおしゃれな色襦袢です。
機能と着こなしを広げる襦袢 爽
夏でも快適な綿麻の長襦袢 《爽sou》夏カラーのカラーバリエーションも嬉しいアイテムです。
きものを無理なく着る為に必要なのは体温調整!その機能を3シーズンOKの綿麻の素材で(とっても軽くて柔らかでしたよ!)肌触りも良く、汗をかく季節でも自宅でお洗濯できる長襦袢。
そしてコーディネートの面でもチラリと見える袖口から覗く色、透ける夏着物との色合わせで着こなしも広がる優れもの!
さてコーディネートしていきましょう。
長襦袢のお洒落
長襦袢のお洒落とは?チラリと見える袖口、動いた時の足先。
こんなに見えることはありませんが(撮影用にね)ふと覗く長襦袢。ここまでコーディネートできると上級感がありますね。夏に向かう今だからこそ、快適に過ごせてお手入れもできるお洒落な襦袢を手に入れて見ませんか?
画像はリネンの着物に合わせることを想定して購入した長襦袢。無地のリネンに合わせて中に柄がある自分がウキウキするコーディネートです。襟元はこのままでも、またレースの半襟を重ねてつけても。この襦袢も洗えるのでお気に入りの組み合わせです。
みなさんもぜひこんな風に、夏に長襦袢と着用したいな〜と思う着物を思い浮かべてお読みくださいね。
色選び1
色選びのポイント1は 馴染ませるか、ポイントをつけるか。
美しいレース着物 muistoのモデルさんコーディネートに2つの長襦袢を。
《浅葱》 シルバーの輝きに浅葱の色を合わせると、似ている色で馴染ませの色合わせ。色を馴染ませると上品な印象を重ねることができます。このコーディネートにピッタリ。
《ターコイズ》 コーディネートの中には無い鮮やかなターコイズを加えると 袖口から爽やかな色のポイントが生まれます!長襦袢の襟をそのまま使った時は帯を変えて新しい印象を加えたり、襟は白いものをかけて袖口や足元から動くと色が見え隠れするのもとってもお洒落ですね。
白の襦袢で着ると甘めな配色の綿麻着物に《紺瑠璃》の長襦袢を。帯も長襦袢に合わせてキリッと。いつもの着こなしが襦袢の色で広がりました。
ヒント? 品よく纏めたい時は同系色を、着方を広げたい時はポイントになる色をチョイス。
色選び2
色選びのポイント2は、夏ならではの重なりを考える。
夏の着物の特徴といえば透け感です。長襦袢の色が透けるからこそ、重なり合う色を楽しんでみましょう。
そこで透け感が夏キモノとしても活躍の《シカクdrops-漆黒》に色襦袢を。
《ベージュ》モデルさんカットのように、白の襦袢やニュアンスあるベージュの襦袢を合わせるとそのものも色がはっきりと浮かび上がります。よりベージュの襦袢の方が柔らかな光が当たった印象かな。
《浅葱》漆黒の透け感に浅葱の柔らかな色が重なると黒の強さが軽減され、よりまろやかな印象に。
《紺瑠璃》透け感に濃い色が重なるので、より深くドラマチックな黒に。夏の黒は、素材の軽やかさで涼やかさを感じることができるから不思議ですね。
白地の綿絽浴衣に《紺瑠璃》を。透け感が軽減されてキリッとした印象もプラスされました。
宮古上布に《紺瑠璃》を。白襦袢で柄が浮き立つのも素敵だけど、深い紺が重なって凛と大人の印象に。透けすぎるのを軽減もしてくれますね。
ヒント?透け感を楽しむ淡い色 軽減する深い色。重なりを楽しむ色を選んでみよう。
レース着物だと模様から覗く色も楽しみ。ここからどんな色が見えたら可愛いかなって襦袢を選ぶのもいいですね。
夏も着物ライフを快適に過ごすために。
優秀な夏アイテムは持っていると《機能と着こなし》どちらの幅も広がりますよ。
着物で自分をご機嫌に♡じめじめも、蒸し蒸しも乗り切りましょう〜