第9回「キモノモダン部」活動報告 夏の定番・浴衣のお悩みに関する座談会!

第9回を迎えるキモノモダン部。夏と言えばやっぱり浴衣!ということで、今回は浴衣のお悩みについて、着物ファンならではの視点からざっくばらんに語り合っていただきました★

①浴衣でのお出かけは恥ずかしい?!

日常的に着物を着て過ごすことも多いキモノモダン部の皆さん。

一般的には“浴衣=お祭り・花火大会”のようなサマーイベント用のお出かけ着のイメージがありますが、普段から着物を着ている方々は、浴衣でのお出かけに関してちょっとしたハードルを感じていらっしゃるようです。

・着物着始めは全然平気だったのに、いろいろ言う人が居ると知り、浴衣1枚でお出掛けすること
に躊躇してしまうようになってしまった
・あまり気にせず浴衣に半幅帯でおでかけしている。気恥ずかしさはない
・ご近所ならコーマに半幅帯でお出掛けしてしまう。近所でなくても下町チックなところならOK
・銀座、日本橋などには襦袢、足袋、帯はお太鼓にすると安心
・芸子さんの浴衣姿に憧れ。お手本にしている。
・お出掛け浴衣(紅梅、絽、絞りなど)と、ご近所浴衣(コーマやプレタ)で分けている


着物に着慣れているからこそ、カジュアル感の強い浴衣はちょっと気恥ずかしく感じるという意見も。そのため、着ていく場所や浴衣選び、着付けの仕方などを意識して楽しんでいらっしゃるようです。

夏着物だと耐えられないような猛暑が続くことも多い昨今、手軽に着れてお手入れも簡単な浴衣は、夏のカジュアルウェアとして着物初心者・上級者問わず自由に楽しんでいただきたいですね。

②夏の暑さ対策 

着物よりもさらりとラフに着られるのが浴衣のいいところですが、やはり気になるのが汗やムレ。着物上級者であるモダン部の皆さんは、どのような暑さ対策を取っているのでしょうか?

・木綿や麻など通気性の良い帯を使う。着物や浴衣は基本的に洗えるものを着るので、汗は気にしない
・肌襦袢、すそよけを麻にする
・補正をメッシュ素材のものにする
・補正を省く
・補正の代わりに裾除けで締めて、着崩れを防ぐ
・浴衣の下は木綿のキャミワンピ1枚にしている


とても参考になるさまざまな工夫を聞くことができました!早速マネしていきたいですね。

とはいえ、対策をしていてもどうしても汗をかいてしまうもの。そのため、「シーズン終わりに悉皆屋さんで汗抜きをしてもらう」という意見も挙がりました。

その他、着物や浴衣の暑さ対策にはKIMONO MODERNのワンピ襦袢『綿麻ロリポップ』もおすすめ。優れた通気性と心地よい肌触りで、とても快適に着ることができます。KIMONO MODERNマニアの皆様にも大好評のアイテムです♪

③夏キモノの下着・・・ステテコ派?

下着選びも、浴衣を楽しむうえで欠かせないポイント。

夏の浴衣やキモノの下は、暑いからステテコ履いてるよ!という人って結構多いのですが、モダン部のみなさんはどうかというと、意外にも!半々。

膝の裏に汗をかくからステテコがマスト!という方もいれば、夏は透け感のある素材を着るから、しっかり裾よけやペチコートを着てる、という方までさまざま。

そしてKIMONO MODERN通が多いモダン部のみなさまでも、KIMONO MODERN の隠れた名品であるロングセラーの大人のWガーゼステテコを試したことがない!という方もいらっしゃったので、今月の宿題は「大人のWガーゼステテコ」に決定。「なんかそのまま部屋着にしちゃいたいかも」なんてご意見もありましたよ。

さてさて。非ステテコ派の方はどういうご感想を持たれるのか、そしてステテコは一般的なものとかユニクロのリラコとかを履いてるよ、というメンバーがKIMONO MODERN のステテコ。どのように料理してくださるのか・・・。次回のモダン部が楽しみです。



<キモノモダン部とは?>
2021年9月に募集した「サポーターズクラブ」。「キモノモダン部」と名前を改め、毎月1回KIMONO MODERN the guide shop@東京(南青山店)に集まり、着物にまつわるトピックスで盛り上がったり、KIMONO MODERNの商品開発に携わったりして活動をしています(任期1年 / 次回の公募は2022年9月です)