《あさいやすえのコーデコラム》#28-コーデの名脇役!?帯揚げ選びのお話し
こんにちは、こゆき庵あさいやすえです。今回は名脇役!帯揚げにスポットライトを!帯揚げ選びのヒントをお話ししたいと思います。
帯揚げ何色が合いますか?
帯揚げどの色にしようかな?と迷う人も多いのではないでしょうか?
どんな色の帯揚げが合いますか?と質問されると実はとっても迷ってしまいます、なぜなら帯揚げは《名脇役》だから!
主役の着物や帯はどんなかな?そして脇役さんの役割は、バチバチのライバルなのか!調整役なのか、ヒロインを支える妹さんなのか、なんて(笑)ではでは説明していきます!
着物を主役に選んでみよう
着物の色を主役に帯揚げを選んでみましょう。
着物の色に優しく寄り添うような近い色やトーンを選ぶと、まとまり感が出て配色の印象が穏やかで上品になります。
ヒロインに寄り添う妹、馴染ませの配色です。
着物の色とは遠いブルーを持ってきます。すると着物に新しい個性が加わってメリハリ感が出ます。
ヒロインのライバル、メリハリの配色です。
どんな着物にもマッチする白っぽい帯揚げは、調整役!強すぎる配色をやわらげたり、帯と着物をすっきり分離してくれたりします。
持っておくと大活躍 調整役になる帯揚げたち
真っ白だとフォーマル感が出て気が引けるかも、と思ったら、さりげなく模様があるカジュアルな帯揚げはオススメですよ。
着たい着物に対して「馴染ませ」「メリハリ」「調整役」、この3つの役割で選んでみてくださいね。
帯を主役に選んでみよう
帯に対しても 馴染ませ メリハリ 調整役を使ってみます。
着物のピンク、黄緑と紫色の帯 全体が多色になった時には、調整役の帯揚げがいいお仕事をしてくれます。
綺麗で多色な帯などはこんな風に考えてみてはどうですか?
帯の中の色を取り出してみて、その色たちのトーンで役割を変えてみます。
帯のトーンと同じような優しく淡いトーンを重ねて馴染ませる、
帯の中の色より深くはっきりした色や、より鮮やかにした色を用いてメリハリをつける、
そしてどんな着物でも合うように調整してくれる白、生成り系。
私は帯揚げに鮮やかな色を持ってくるのが好きだったりします。
綺麗な色をぜひ小さな面積に配して楽しんでほしいな。
いろんな色持ってきてもいいんだって思ってきましたか?
KIMONO MODERN さんのシースルー帯揚げを使って。リネンの着物のコーディネートにシースルー帯揚げ全色を合わせてみます。
《蜜柑》を合わせると可愛さがプラスされます。メリハリコーデを完成させるポイントは追加した色を《一人ぼっちにさせないこと》です。半襟にも可愛い色を持ってくると小物で印象を加えることができます。
《黒曜石》 モノトーンの黒曜石 着物と馴染んでいるのですっきりまとまります。違うところに差し色を!お気に入りの帯留めに目がいくコーディネートに。
《白雪》 白が入る事で帯と着物を分離してくれます。多色のどんな帯を持ってきても調整してくれますよ。モノトーンの帯だと色が寂しいので鮮やかで好きな色をさしてみましょう!
《紺瑠璃》この着物の明るい色に馴染みます。綺麗な瑠璃色を足元に重ねたり、ネイルに施したり、履き物とのリンクも素敵です。
楊柳の素材感が涼やか!シボのある麻の着物に半幅帯に加えて、馴染ませのコーディネート。
小さな面積でも印象が変化する名脇役の帯揚げ!この着物に馴染む帯揚げは持ってるから、メリハリの帯揚げを買ってみようかな!とか、調整役の帯揚げ1つ持っておこう!とかコレクションして楽しんでみてくださいね。
私は帯揚げが一番手持ちで多いです✋
そして帯揚げで色を楽しむためのプレーンな帯や着物も多いかも!
夏の新作、麻の着物や帯はじめ気になるお品がたくさん!
ここは違うお話ですが、みなさんセールも要チェックですよ?