《あさいやすえのコーデコラム》#26悩めるお天気とコーディネートのお話
こんにちは、こゆき庵あさいやすえです。色々と衣替えの季節ですね。お天気もコロコロ変わりコーディネートにも悩みます。今回はKIMONO MODERNさんの商品を眺めつつ、そんな悩める時期のコーディネートのお話です。
着物の暦、衣替えは6月というけれど・・・
従来、裏地のついている「袷」の着物の着用時期は10月から5月と言われています。学校の制服が6月から夏服や合服になったように、6月には単衣(裏地のないもの)へ衣替え、7月からは薄物や浴衣を着用します。
そんな着物の暦はありますが、普段着物を楽しむには体感の方が大切!『暑くて体調を崩してまで袷着物を着なくても』というユーザーさんも多くなっていると思います。
私も20℃を超えたらTシャツを着るように、単衣の着物を着ます。
そんな季節の変わり目にお役に立つ商品やコーディネートをご紹介します。
【その1】まずは中を涼しくする
暑くても、着用シーンによっては袷の着物を着なければいけない日もあると思います。そんな時は、見えない「中身」を涼しくしましょう。
肌着と長襦袢の役割がひとつになった「半襦袢」や「ワンピ襦袢」にチェンジするだけで、涼しく快適になりますよ。


【肌着→長襦袢→着物】と3枚重ねていたものが、【ワンピ襦袢→着物】の2枚重ねで済んでしまう優れもの。
サラリとした綿素材なので、べたつかず、急に気温が高くなって汗をかいても洗えるところも優秀です。
【その2】洗えるレースや木綿の着物は重宝します
季節の変わり目、レース着物や木綿の着物は重宝します。急な雨にも安心です。
着用期間の長いレース着物や木綿の着物は、夏に向かっていく季節にあった色合わせで。

ブルーを重ねたマリンな組み合わせ。

秋の季節の変わり目にはこっくりした色を重ねて。プレーンな色のレース着物は着回しが効きますよ。
【その3】単衣の代用ができる「きちんと浴衣」を手に入れる
素材や柄を吟味して浴衣を選ぶと、季節の変わり目は襟をつけて単衣の着物風、夏は浴衣として大活躍してくれます。
大人可愛い新作浴衣はそんな一枚にピッタリです。

襟を付けても違和感なくとっても上質なイメージです。一般的に柄は細かい方が大人っぽくエレガントな印象を作ります。

夏キモノ浴衣と名前がついてるこの浴衣なんかは、むしろ浴衣に見えないくらい☺️
浴衣としてはもちろん!着るものに悩む季節にも活躍してくれると思います。

「軽い」「薄い」「涼しい」で大注目のセオαは、「ポリエステルの単衣の着物」としても堂々たる着こなしができるアイテムです。
【その4】夏のワンピース+カーディガンのような着こなしも
そんなことを言っても、朝晩は冷え込んだり、1日の中でも気温差があります。そんな時はお洋服と同じで、体温調整を脱ぎ着できるもので。
夏物のワンピースにカーディガンを羽織るように、羽織をプラスするのはどうですか?


透け感のある羽織は、季節の変わり目のアイテムとしても、真夏は冷房の対策としてもお役立ちアイテムです。
単衣の代わりになる浴衣やリネンの着物に合わせて、難しい時期を乗り越えます。

ある気温上昇、午後から降水確率80%という日の、打合せへのきもの。
半襦袢に、透け感のないリネン着物にネイビーの羽織。温度も快適、多少の雨に濡れても大丈夫!

立ち寄った雑貨屋さんの店員さんが、『着物ってハードル高くて大変だと思ってました〜』とリネンの着物にびっくりしてくれてました❤️
お洋服でもリネンのシャツを着る時期に薄羽織とリネンの着物、今の季節にあった組み合わせで着物を楽しむ。
季節の必需品をヒントに✨お買い物楽しんでください。
みなさま季節の変わり目、体調には気をつけて健やかに過ごしてくださいね。