《あさいやすえのコーデコラム》#14イメージを助ける無彩色のお話
こんにちは、こゆき庵あさいやすえです、少しずつ秋の気配がしてきましたね。
北陸生まれの私にとってはどんどん日が短くなって、グレーの空模様と真っ白な雪の冬に向かっていくこの季節が少しもの悲しくもあります。ということで今回はイメージを助ける無彩色のお話を。
無彩色とは?
色や柄、イメージを重ねるコーディネートのお話をさせていただいています。たくさんの色を組み合わせて楽しむコーディネート、色にはこの2種類があります。
色味のない無彩色 色味のある有彩色
白黒グレー、お洋服でもつい手が出て役に立つ色達です。さて着物ではどんな役割を果たしてくれるでしょうか?
無彩色の魅力とは
コーディネートに迷った時、無彩色の帯は救世主になります。
キュンとしたリバティプリントの着物にオフホワイトの帯、こんな帯が一つあるととっても便利❤️
帯周りの小物で色やイメージを重ねて何通りも楽しむことができます。
手持ちに渋い色が多い時は、白い帯で軽やかさをプラス。
可愛いかなと思う着物を黒い帯で引き締めて。
無彩色の帯は、どんな着物にも合わせやすく帯が変わると印象も変わります。
ご自身の手持ちの着物の傾向を考えて、持っておくととても便利です。
何を合わせたら決まるかな‥と悩む着物や色も無彩色がお助け。
鮮やかな色のリネン着物にモノトーンの帯、可愛くてすっきりとしたイメージがプラスでいいですね。
この帯はリバーシブルなので、抜け感の白と、引き締めの黒の分量を合わせるものによって調整できる優れもの✨
イメージの調整役にも無彩色
多色の着物などはコーディネートの調整役もしてくれます。無彩色の分量を変えてコーディネートに抜け感を作ります。
私に必要な無彩色は?
白黒グレー、無彩色の中でどの色を持っていると自分のコーディネートに幅が広がるでしょう。
白 抜け感と、スッキリとした印象をプラスします。重い色が苦手な方は白系で。
黒 全体を引き締めて、重さを加えてくれます。軽く淡い色が苦手な方は黒でかっこよく。
グレー 中間で、程よくモダンさも加わります。中間でお洒落な雰囲気です。
さて着用すると、私は軽めの色やコーディネートが似合います。黒だと重くなるので、お助け帯は白からグレー。
皆さんはどの無彩色がお助けカラーになるでしょうか?
全体を無彩色にしてプラスワンの色を楽しんだり、持っているコーディネートに無彩色の帯を加えて帯周りの色遊びを楽しんだり。ぜひイメージを助ける無彩色を探して見てくださいね。
今回着用した時この長襦袢を使いました。サルビアの花束
レースにほんのり柄と色が重なる楽しみ発見☺️
キュンとなるもので自分を少し励ましてあげましょうね。ではまた〜