<教えて!たなえり先生>#5-季節のコーディネートを愉しむ“お正月”編

新年おめでとうございます。2021年明けました〜!皆さまどんなお正月をお過ごしでしょうか?
昨年は新型コロナウイルスに翻弄される一年でしたが、一日も早く落ち着いた生活を取り戻せることを祈ってます。

お正月といえば「着物で初詣!」が恒例なのですが、さすがに今年のお正月は“蜜”を避けて、少し落ち着いた頃に初詣を考えています。

着初めコーディネート

年が明けて一番初めに着る着物は「ハレの日」を意識して着るものを選んでいます。「ハレの日」と言っても「=フォーマル」というわけではなく、普段にはあまり着ないちょっとだけおめでたさを感じるものをコーディネート、私は毎年締める帯を決めています。それがこちら。

黒の縮緬地に縁起物(瓢箪、熨斗目、鯛、櫛、達磨、独楽、簪、小槌、狛犬、賽子など)が丸紋となって描かれている染めの名古屋帯です。ふだんは織りの帯(博多織)が多いのですが、初詣の日だけはこの帯を締めてお参りをしています。ここ数年この帯にどんな着物が合うのか試しながらコーディネートするのが愉しみとなってます。ここ数年のコーディネートはこちら。

2020年の初詣コーデは無地にも見える細縞の小紋
2019年の初詣コーデは梅柄の小紋

小紋にコーデすることが多いのですが、附下にコーデした年もありました。

2018年の初詣コーデは白地の附下

2021年のコーディネートはコレ!

そして2020年年末、インスタライブでコーディネートを考えてみました。毎回直感で着物を選ぶのですが、今年はなんと初の色無地をセレクト!(まだ初詣には行っていないので、インスタライブでトルソーに着せ付けてみました。)

合わせる小物(帯揚・帯締)も毎回ほぼ決まっていて、白地に赤(もしくは燕脂)のりんだしの帯揚に赤の帯締。微妙に赤の色が違うので、どちらを選ぶかは全体のバランスを見て決めます。

今回は色無地を選んだので衿元を少し華やかにした方がバランスがよいと思い、淡い色の宝尽くしの刺繍半衿をセレクトしました。

その時の自分の中でのブームによって選ぶ着物や半衿が変わっていくので、これから毎年どんな着物にコーディネートしていくのか、自分でも楽しみなところ。こんな着物(帯)のコーディネートの愉しみかたもオススメですよー!

Instagramのライブ配信アーカイブ(IGTV)で今回の色無地のコーデの様子や、トルソーに着せ付ける動画をアップしていますのでぜひチェックしてみてくださいね!(Instagramのアカウントはこちら → @tanaeri_kimono