<教えて!たなえり先生>#10-めざせ!すっきり着姿“お胸”編
こんにちは、多奈ゑりきもの教室のたなえりです。今日は私のライフワークにもなっている胸の補整についてのお話したいと思うのですが、その前に私の考える「補整」について前置きを。
補整をする時、しない時
ひとことで「補整」と言っても着る人の身体や着るシーン(着物の種類)などいろいろな場合があると思います。私の考える「補整」とは字のとおり、補って整えることです。(和装ブラをつけるのも補う手段のひとつ!)
普段着 → スッキリと見え、かつ、らくであること(ミニマムな補整)
よそいき → 美しくみえること(必要な場所にしっかりと入れる補整)
今日は普段着の補整についていろいろとお話していきたいと思います。
補整は誰しも必要ではない
補整が必要か不要かは身体に凹凸があるかどうかで判断し、太いところに合わせて凹んでいるところに入れるという補整が多いと思うのですが、凹凸がなく細い方も必要以上に補整を入れられ、身体が太くなった経験がある方もいると思います。
私は常にスッキリを意識しながら補整を心がけているのですが、補整を足す前にまずは大きいところをできるだけコンパクトにまとめてあげると必要以上に補整を足さなくてもよくなります。(さすがにおしりを小さくするというのはなかなか難しいのですが)
胸のボリュームは和装ブラ等で胸のお肉を移動させることができるので、まずは和装ブラ等で胸をしっかりと寄せて上に持ち上げます。
そうすると胸のトップとアンダーの差が軽減されるのですが、それでもまだ差が気になる場合はウエストにも補整を入れた方がいいかもしれません。
逆にお胸スッキリさんは、帯を巻いた後に帯の部分だけ太くなる可能性があるので、その場合は胸に補整(ボリュームをプラス)した方がスッキリとした着姿になります。
和装ブラの進化
その胸のお肉を寄せて上げる役目のブラなのですが、ただ着けるだけでは役目を果たしてくれません。昔から和装用のブラがいろいろ販売されていますが、最近の和装ブラはめまぐるしく進化しています。
特徴としては脇のホールドがしっかりとしていて(アームホールが小さめ)、胸を上に向ける機能とサポート力が強いものが多くなっています。なので、和装ブラをうまく使いこなせば、ウエストの補整が不要になるケースも!
普段着の時はなるべく補整も簡単にささっとできると、もっと着物でのお出かけが楽しめるかもですね。
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