<あさいやすえのコーデコラム>#3レース着物、季節の着まわしコーディネートレッスン。
こんにちは、あさいやすえです。
冬の気配がしてきましたね。今年一年がんばった自分を甘やかすご褒美の買い物などを考えながら‥コラムを書いています。
さて3回目は KIMONO MODERNさんのレース着物を使って季節の着まわしをご紹介。
ご褒美レース着物にしちゃおうかな?と考えている方もお持ちの方もぜひご参考に❤️
レース着物は言うなれば、ベーシックな黒ワンピースみたいな存在。
今年はお家で着物を楽しんだ方も多かったのではないでしょうか?寝転んでも、多少汚しても自宅でお手入れ(洗濯)できる着物は重宝します。それがおしゃれなら尚更!レース着物でそれが叶います。刺繍やハイピングはあっても無地系のレース着物は、お洋服でいうならベーシックな黒ワンピのように小物を変えて楽しめる一着なのです。
シンプルな一着があると帯あわせも楽で、小物によって季節やイメージを変える事ができますよ。
季節の着まわしー素材や色を変化させて。
それでは私の愛用のフレンチ格子ネイビーでの今年実際に着た春の装いから
4月 KIMONO MODERN 人気の半幅帯〈コクリコ〉のような帯で 青い蝶を飛ばせて春のコーディネート。
盛夏をのぞく1年を通して楽しめるレース着物ですが、気温も高くなり始める時期に特に重宝します。
5月 新緑眩しい季節、大地の色にストローハットで落ち着いた初夏の雰囲気を。
お出かけできない時期だったので合成遊びをしていました(笑)
6月 夏に向けて爽やかな色味と素材をプラス プロフィール写真コーディネートがそんな感じかな。
お洋服でも季節の変わり目は何を着ようか?と悩みますが、そんな時の救世主になってくれました。
秋冬の着まわし、ポイントは温度感!?
さあ、季節が巡ってきました。
秋冬にレース着物を着るには、ここで色の温度感を少し考えて着まわししていきましょう。
温度!?コーディネートの際に考えたことありますか?
例えばリビングのクッションカバーを少し冬のものに変化させる時、温かみのある色に変化させたり、暖かな素材に変えたりしませんか?着物でもそんな風に温度を意識していきます。
春に使用していた菜の花のような黄色も
こっくりと色を深めた辛子色のように
色の温度を上げた色味をチョイス。
半襟の素材や、帯留めの素材も暖かさを感じる
物にチェンジ。
お洋服も兼用のストールを羽織れば
銀杏並木の街へ。
ブルー系の組み合わせにも
暖かい飲み物を連想するような茶系の小物を
プラスして。
ここで温度を上げてくれるのは
名古屋帯のざっくりとした素材感
ハイ、温度あがりました。
(カフェカフェ想っておりますが・・・
魚津にスタバはございません?)
どんどん秋や冬の温かみのある素材と色を
加えていきます。
手持ちのウールの大判ショールで暖を取ろうと
そこからスタートしたエスニックコーディネート。
前回コラムの《色のしりとり》を使っています。
これもプレーンな着物ならではです。
真冬は中も外も、防寒して。
レース着物、中も外も防寒することで真冬に着ても、もちろんOK。長襦袢を変えたり、コートやカーディガンを加えて防寒洋装ミックスも楽しめますよ。
長襦袢をタートルに変えて
あったか気軽なお家着物、
色数を抑えてるとすっきりします。
在宅ワークのテンションを着物であげる!を想定❤️
クールな寒色系が好き、似合うのよねって方は
小さな面積に暖かい色をプラスするといいですよ。
フレンチ格子の着まわしではないけれど。レース着物でもキレイ&可愛い色だったら(写真は2016年に販売された限定色)
オフホワイトのタートルや、こんなブラウスをインするのも可愛い?これに《たなえり先生のコラム》にも出てくる着物カーディガンの珊瑚ピンクとベージュ・・・シュガーホワイトなど、優しげな色彩のものを羽織ってデートはいかが?
さらには!
シンプルな組み合わせにはコートで色遊びは
いかがでしょう。
密かに狙っているKIMONO MODERNの定番
アウター「Aラインドレープコート」
冬の景色に映える鮮やかな色にしようかと手
持ちの洋服のコートを置いてシミュレーション?
春先や夏限定なのかな?と思いがちなレース着物。
実は秋冬にも大活躍、ということ。みなさん、いかがでしたでしょうか。
今回のコーディネートのヒントとポイントは「季節の着まわしは素材や色を温度で考えてみる!」でした。