ニッポンのお祝いのそばに‐盃sakazuki

寿、祈、結、愛、祝、契
大切な人と一緒にその想いを分かち合う、日本のお祝いのそばにはいつも、「盃」で酒を酌み交わす姿がありました。

ただ役割としての器に収まらない、日本の伝統と精神を込めた「意味」を乗せて。日本の食卓はもちろん、国や文化をも越え海の向こうに届きますように。

アメリカで生まれ、福岡に本社を構えるKIMONOMODERNだからこそお届けできる、和の心をたっぷり味わえるアイテムが完成しました。

長崎「波佐見焼」×福岡「今宿人形」が生んだ伝統美

今回、福岡県の伝統工芸「今宿人形」とタッグを組んで、長崎県の「波佐見焼」をニッポンの伝統「盃」に昇華しました。

時代を超えて食卓に寄り添う「波佐見焼」

波佐見焼は、1600年代から長崎県で生産されている焼き物。実は、当時は東南アジアを中心とした海外向けの生産が主流でしたが、世界情勢の変化により庶民にも手が届く日用食器として、江戸日本の食卓に広まっていったという歴史があります。

現代においても多様なデザインやカラーで人々の暮らしを彩る波佐見焼は、軽量ながら丈夫で割れにくく、扱いやすいという機能性も人気の秘訣。特に透明感のある「白磁」や品の良い「藍色」の染付は、波佐見焼らしさを強く感じられる特徴的な色と言えます。

KIMONOMDERNでも、波佐見焼の帯留めはロングセラーでファンの多いアイテムです。

監修は、今に生きる伝統工芸「今宿人形」

今宿人形は、かつて江戸時代に宿場町として栄え、良質な粘土が採れたという福岡県・今宿の民族土人形。パリ万国博覧会に出品され海外でも話題となった「博多人形」の母体ともいわれており、福岡県知事指定特産工芸品・民芸品にも指定されています。

今宿人形の代表的なものとして笹の才蔵、節句人形、「猿面」や「おたふく面」そして「今宿めんこ」など。

特に「猿面」は、庚申祭(こうしんさい)の日に早良区の猿田彦神社で授与されることでも有名で、昔から「災いがサル(去る)」と玄関先に掛けることで福岡の暮らしを火災・盗難などから守っています。「猿は木から落ちない！」と合格祈願としても話題だそう。

今回、監修に携わっていただいたのは今宿人形「人清」4代目の佐藤圭比古(よしひこ)さん。昔ながらの技術に現代的な感性を取り入れ、今に生きる伝統工芸としてモノづくりを行っています。

日本の伝統文化がもっと身近な存在になりますように。
そして世界に発信し広がっていきますように。

そんな想いが一致し、KIMONOMODERNとの商品製作を引き受けてくださいました。同じ福岡を拠点に伝統を守り続ける今宿人形とKIMONOMODERNの出会い。皆さまにとって、伝統工芸がちょっぴり身近な存在に感じていただけると嬉しいです。

底が浅い「盃」で飲む、奥深さ。

例えば深く大きい器でお酒を飲むと、話に花が咲く中でいつのまにかお酒の温度が変わってしまった・・・なんてこともありますよね。底が浅く少量の盃なら、一口ごとに美味しいお酒を楽しめます。

しかも飲み口が広いので、お酒が舌の上に薄く広く流れ込んで、日本酒の持つ旨味や複雑な味覚を深く感じることができるんだとか。美味しさは、お酒自体の持つ旨味だけでなく、誰と飲むか、「何で」飲むかも大切なんですね。

各カラーに込められた想い

当たり前のような「お酒を飲む」という時間も、時に真心をも交わす特別な時間に感じていただけますように。6色にそれぞれに意味を乗せました。

お世話になったあの人に。
私の密かな乾杯の儀式や、相方との晩酌に。
あなたの気持ちにぴったりのカラーを選んでみてください。

商品ページでは、各カラーに込められた「名前と意味」をご紹介しています。

GIFTに想いを込めて‐紅白セット「寿」「祈」

「カラーに迷ってしまう」「季節感を大切にしたい」
そんなあなたには、シーズナブルな特別セット「紅白セット（寿・祈）」もオススメです。

新年のおめでたさを彩るカラーと端正なフォルムが、食事とお酒を楽しむ全ての人のライフスタイルに溶け込みますよ。
年内発送なので、新年のお食事にも間に合います。