【第9回キモノモダン部】お手持ちキモノを小物でビフォアフ!着回し力、再発見!コーデ編
こんにちは、KIMONOMODERN東京店のはるこです。今回で9回目のミーティングとなります。
ちょうど9月の2週目は、まだまだ暑くて汗が止まらない…でもうっすらと秋の風を感じられる?そんな気候。
みなさんのコーディネートにも、夏の爽やかさ×秋のほっくり感を感じられて、日本の四季の楽しみをここでも感じることができました。
さて、今回はそんな「コーディネート」を、KIMONOMODERNのアイテムを使ってガラリとイメージチェンジ!着回し力を試す、ワークを行いました。
着回し力、実感。お手持ち着物をKIMONOMODERNアイテムでビフォアフ!
「この着物、どんな帯も合わせやすいですよ~」
・・・そんな風に言われても「ちょっとイメージ湧かないな…」とか、「ほんとにどんな帯も合うの?」というとき、ありませんか?
なんと、この日たまたま3人が同じ着物で揃ったのですが(笑)コーディネートは三者三様!そしてコーデ小物は全て、KIMONOMODERNのアイテム。
そう。KIMONOMODERNの着物や帯って「あれにも、これにも、合う!」が本当に多いんです。
小物ひとつでガラリとイメチェンに挑戦!
今回は、モダン部のみなさんと一緒に「ひとつの着物から、コーデの幅を広げる」をテーマに、着物と襦袢はそのままに、小物を変えてガラリとイメージチェンジに挑戦してもらいます。
すけちゃん&よしえさんペア、みほさん&さちさんペアの2チームに分かれて、お相手のコーデを組んでみました。
少し難易度の高い内容でしたが、さすがキモノモダン部。たったの10分で、帯や羽織まで完璧にコーディネート!ひとつひとつのアイテムの着回し力を実感する仕上がりに。
イメチェン1-『濃淡』ボルドー×透けレースで大人の色香を。
<Before>
着物:セオα‐ある日の詩/帯:兵児帯‐アラベスク(白銀)/帯留め:氷結晶/帯締め:藤壺の上/三連仮紐:Arctic Glow(BLUEグレイ)
モデルはすけちゃん。
セオα浴衣「ある日の詩」の黄色をアクセントに、すっきりシンプルなコーディネートで着こなししてくれていました。
この浴衣のイメチェン・コーディネートをしてくれるのはよしえさん。
<After>
帯:半幅帯‐Deco(葡萄)/帯留め:音楽会‐concert(serenade)/帯締め:マロン/三連仮紐:Arctic Glow(BLUEグレイ)/羽織:アラベスク(LONG)
帯は迷わず濃い色!で決めたよしえさん。
黒と迷ったけれど、「どっちがいい?」とすかさずヒアリング。すけちゃんは、「実はもともと、気になっていた帯だったんです…!」と、半幅帯-Deco(葡萄色)に決定。
すけちゃんの「なじませ」コーデとは対照的に、まずは半幅帯を変えて、くっきりと対照的な赤紫×黄色の秋色「メリハリ」コーデにチェンジ。さらに透け感×BLACKが妖艶な魅力を引き立ててくれる、アラベスクの羽織を合わせて大人っぽさをプラス。
「最近、大人っぽく着たいんだよね?」
とお姉さんたちに見透かされて、ちょっぴりはにかむすけちゃん(かわいい)に、ピッタリのコーデが完成。
すけちゃん「トータルコーデで買いたい!笑」
同系色コーデは『着物の色を抜く』
【モデル】よしえさん byすけちゃん
<Before>
着物:伊勢木綿(綿麻)/半衿:イロドリ七宝(檸檬)/帯:半幅帯‐アネモネ/帯留め:音楽会‐concert(fugue)/帯締め:月白
<After>
帯:兵児帯‐迷宮labyrinth(VANILLA)/帯留め:MOROCCO(小夜)/羽織:着物カーディガン(teatreegreen)
同系色でまとめるコーデが得意なすけちゃん。
よしえさんが兵児帯を持っていないことをヒアリングし、着物の色を抜いて、迷宮labyrinthのVANILLAをセレクト。
帯をシンプルしたから、羽織には色ものを!着物カーディガンはBeigeと迷ったけれど、緑を合わせて大成功!
よしえさん「いつもハッキリしたコーデだから、同系色のかわいい系が新鮮。私が着ていいのかな…と思いつつ、みんなに選んでもらえてうれしい!」
ALL BLACKコーデは、素材の違いで魅せるが◎
【モデル】さちさん byみほさん
<Before>
着物:セオα‐夏の夜の夢/襦袢:ワンピ襦袢‐Marrakech(MOCA CREAM)/帯留め:音楽会‐concert(serenade・nocturne)/帯締め:シャンパン
<After>
帯:兵児帯‐迷宮labyrinth(MONO)/帯留め:音楽会‐concert(nocturne)/帯締め:シルバースター/羽織:リネン混オーガンジーBLACKRIBBON/根付:suu黒猫
着物の色的に、アバンギャルド路線で!
ALL BLACKコーデではあるけれど、モケモケ帯×透け感のあるBLACKribbon羽織などで、テクスチャの違いを演出。(みほさんが好きな猫ちゃんの根付も、黒猫ちゃんというこだわり♡)さちさん私物の眼鏡&扇子まで生かした、ワンランク上のコーデ!
帯の直線と着物の曲線の混ざり合ったギャップも素敵です。
さちさん「帯と羽織、買うか悩んでたんだよね~!欲しい~!」
視覚マジック?!見える色をズラして重ねる
【モデル】みほさん byさちさん
<Before>
着物:セオα‐ある日の詩/襦袢:ワンピ襦袢‐Marrakech(MOCA CREAM)/帯:3Way名古屋帯‐北欧NATURAL(アンティークGREEN)/三連仮紐:MOGA(ベージュ)
<After>
帯:半幅帯‐ヴェネチアン・フラワーズ(sun flower)/帯留め:音楽会‐concert(etude)/羽織:着物カーディガン(NAVY)/三連仮紐:MOGA(ベージュ)
みほさんのbeforeコーデは、着物に入っている「イエロー」に、秋色グリーンを合わせて優しくメリハリを利かせたナチュラルテイスト。
さちさんのAfterコーデでは、マロンカラーの帯など、黄・茶系の単色コーデにまとめました。
さらに、「着物に入っている色」の中から視点をズラし「グレー」を引き出すと、なんと、濃淡の繋がりで「ネイビー」がピッタリハマる!
「朝晩寒い時、セオαの夏キモノゆかたにも、着物カーディガン着ちゃってOKだよね♪」
みほさん「Navyのカーディガンが新鮮!着物だけだと自分にはかわいい感じ…?と思ったけど、NAVYを羽織ると一気に落ち着く♡あんまり注目していなかった半幅帯も、こうして合わせると使いやすそうで、気になる存在に…!」
色違いコーデがかわいすぎる。
編集後記
「欲しいアイテムはあるけど、コーデに自信が無くて自分の手持ちに合うかわからない・・・」など、もしお悩みの方がいらっしゃったら、今回のコラムが一歩を踏みだしていただくきっかけになれば嬉しいです。
とはいえ「そうはいってもなかなかうまくいかないのよね・・・」という方は、10月に東京・福岡のguideshopで開催する、『MODERNstyleコーデ相談会』に足を運んでみませんか。
好きで買ったのだけど、うまく着こなせない着物や、いただきものやおさがりのお着物を古くさくなく、今風にアレンジしたいけど、どうやったらいいかわからない、というかたにおすすめです。
コーディネートして欲しい、手持ちのお着物や帯。ぜひお持ちください。KIMONO MODERNのguide staffが心を込めてお手伝いいたします。