＜教えて！たなえり先生＞#9- はじめてさんにオススメ！半幅帯で結ぶカルタ結び
こんにちは、多奈ゑりきもの教室のたなえりです。今日ははじめてさんにオススメ、折り紙感覚で簡単に結べる「カルタ結び」のご紹介です。
半幅帯＝文庫だけじゃない！
ゆかたの時の帯結びや、着付け教室で最初に習う帯結びの代表と言えば「文庫結び」ですが、半幅帯の結びかたは文庫だけではありません！文庫や貝の口など定番の帯結びもありますが、ほどんどは振袖の帯結びと同じ“創作結び”が多いのも半幅帯の特徴。
いろいろある帯結びの中で今回ご紹介する「カルタ結び」は結び目がフラットで、椅子に座った時の帯の崩れなども気にしなくてよいので、洋服感覚で着物を愉しみたい！というシーンにオススメの帯結びです。
結びかたは簡単！
カルタ結びの結びかたはとても簡単！折り紙感覚パタパタと折ったり、くるっと巻き付けたりするだけで帯結びが完成します。（文庫や貝の口のように“結ぶ”という動作はありません。）
結びかたの手順を簡単に説明すると…
①テ先（結びはじめ）の長さを帯幅の5〜6倍とってクリップで印をつけ、クリップから直角になるよう帯を折ります。 
②そのまま胴に2巻きします。 
③2巻き後、下に垂れているテ先をつかって身体に巻いた帯をくるっと一巻きします。 
④身体に巻いているタレを反対側に折り返します。 
⑤タレ先からをくるくるとロール状に巻きます。 ⑥最後にもう一度テ先で帯をくるっと巻いて完成！
写真と文章だけでお伝えするのは難しいので、ぜひキモノモダンのYouTubeチャンネルもご覧ください！
アレンジも楽しめるカルタ結び
基本のカルタ結びができるようになったら、今度はアレンジを楽しみましょう！リボン状の羽根の作りかたを変えるだけで（端からくるくるとロール状に巻くのではなく、蛇腹状に折り畳むと）リバーシブル帯の場合リボン部分の左右の柄が変わります。
おしりの部分が気になって…という方にはタレ（帯結びの構造上はテ先ですが）をアレンジすることによって、おしりのカバーもできますのでご安心を！
カルタ結びのより詳しい解説付き動画は私のInstagramのIGTVにアーカイブしています。ぜひインスタもチェックしてみてくださいね〜。（Instagramのアカウントはこちら → @tanaeri_kimono）
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